不真面目なダメリーマンの弾丸旅行計画

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富士登山競走の完走がギリギリになりそうな人へのギリギリだった人からのアドバイス

こんにちは、週末プレキンで飲み過ぎたダメリーマンです。危うく電車を乗り過ごしそうになりました。そんな大した量は飲んではないのですが、やはり年を取ると弱くなるものです。(元々強くはない)

そんなアルコールが血液中から完全に消えるまで実に48時間かかると言われております。大会48時間前は気を付けたいものですが、私の友達は48時間前だろうと12時間前だろうと車を走らせるガソリンの如く飲んでいる人もいます。特に夏場は前日に飲み過ぎると様々なリスクが付きまとうのでお気を付け下さい。

さて今回は国内最高峰の山、富士山を舞台とした日本一の山岳レース「富士登山競走」について記事にしてみたいと思います。

富士登山競走

今年で70回目を迎える富士登山競走は2017年7月28日(金)に開催されます。
簡単に説明すると、富士山を0合目から山頂まで駆け上がるレースと思って頂ければと思います。

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スタート地点は富士吉田市役所~ゴールは富士山頂となります。コース上は幾つかの関門を設けており制限時間内に通過出来ない選手はそこでリタイアとなりレースを続行する事が出来ません。毎年過酷なこのレースの完走率は平均50%前後ですので、参加者の半分の方が途中リタイアという結果となります。

カテゴリー

富士登山競走では2つのカテゴリーが設定されており、五合目コースと山頂コースに分かれます。

  • 五合目コースは、標高差1480m・全長15kmのコース。
  • 山頂コースは、標高差3000m・全長21kmのコース。

※標高差はスタート地点の富士吉田市役所からの数値です。

但し山頂コースに限っては参加する条件として第68・69回大会の五合目通過タイムが2時間25分以内。第70回大会の五合目通過タイムが2時間20分以内の記録を持っている人が山頂コースへのエントリー権を獲得する事が出来ます。なので初めて参加される方は、必然的に五合目コースからの参加となり、基準タイムをクリアしたら翌年の山頂コースへの出場権が得られる仕組みとなっております。

関門制限

  • 山頂コース

馬返し(設定なし)
五合目:スタートから2時間15分後(9時15分)
八合目:スタートから4時間後(11時)
山頂ゴール:スタートから4時間30分(11時30分)

  • 五合目コース

馬返し:スタートから2時間後(10時30分)
五合目ゴール:スタートから3時間30分(12時)

それぞれこの時間内に各関門を通過しないと失格となります。

山頂コースの攻略

ゴールギリギリだったダメリーマンが攻略とか厚かましさにもほどがありますが、ギリギリになりそうな人は参考にしてみて下さい。

完走率が平均50%の過酷な大会ですので、それなりの準備をしないとダメリーマンレベルのランナーは確実にやられます。

4年前に山頂コースを完走する事が出来た私ですが、当時のフィニッシュタイムが4時間28分59秒でしたので関門封鎖まで残り1分の所でゴールしております。前半から中々貯金を作る事が出来なく終始苦しい展開のレースですが9合目から山頂までは気力で登った記憶だけは残っております。こんなダメリーマンでもそれなりの準備をしてきた結果ギリギリですが完走に繋がったものだと思います。

富士登山競走は前半の五合目までの走りで殆ど決まると言ってもよいと思います。完走出来る基準のですが2時間10分前後で五合目関門を通過する事が出来れば、それなりの脚力をお持ちの方は恐らくフィニッシュする事が出来ます。

私ダメリーマンは五合目通過タイムが2時間12分ぐらいだったと記憶しておりますので、このタイムだと後半はかなりキツイ展開になります。

スタート~五合目が勝負のポイント

市役所から五合目は、前半馬返しまでは舗装路で馬返しから五合目までは登山道に入ります。この舗装路の部分をどれだけ頑張れるかで後半のレースにも大きく影響が出てきます。折角走りやすい舗装路なのでガンガン攻めの姿勢で走りたい所ですが、坂も徐々に傾斜がキツクなるので多少無理をしつつも止まらない事です。馬返しまでの地点で「歩いたら、そこで試合終了ですよ」←あれ?何か聞いた事あるぞ?
そう後半更にきつくなるのに、前半からしかも舗装路で歩いていたら既に気持ちが切れている証拠なわけで、後半まで持ちません。また一度歩くとまた歩きます。ようは一度悪魔の囁きに負けると、何度でも負けます。

なので何としてでも馬返しまでは歩かない事。

登山道に入ると舗装路で走るペースよりも遅くなりますので、登山道に入ってからは気持ちをトレイルモードに切り替えて五合目まで目指しましょう。登山道はところによって狭い箇所もございますので無理な追い越しなどは体力を消耗する他、危険な行為なので止めましょう。

この五合目までの区間で脹脛の痙攣が起きても同様しないで下さい。私は三合目でピリッときました。一瞬「あ、ダメかも?」と思いましたが、登る時に脹脛を伸ばしながら登ると意外と治ります。塩飴やドリンクボトルを持っている方は、痙攣する前に補給をしておきましょう。

五合目~八合目

五合目までで2時間10分を切った方は、余程のトラブルが起きない限りは完走出来ると思います。ダメリーマンみたいに2時間12分を超えてしまった方は、まだ諦めるには早過ぎますが、ここからが地獄の始まりです。

大したアドバイスは出来ませんが、ここからは集中力を切らさずに山頂を目指して登って行きましょう。五合目から暫くは砂利道の登りが続き、砂利で足を取れらると思いますので、後ろに蹴るような走法は体力を使いますので地面に乗せる感じで登って行くと良いと思います。

七合目辺りから岩山を登るコースになりますので、ここでは腕も使い四輪駆動で登ると脚の負担は軽減されます。また痙攣も再発する頃ですので、斜面を利用して脹脛を伸ばしながら登ります。

八合目~山頂ゴール

八合目まで制限時間内ギリギリで登れた方は残り30分で山頂を目指す事になります。八合目から山頂の旗が見えますのでゴールはもうすぐです。過去のデータでも八合目の関門をクリアしたランナーはグッと完走率も上りますが理想は八合目関門閉鎖の5分前に通過するのが望ましいです。ここからは気力です!最後は自分の力を信じて登りましょう。

ゴールが近くなり先にゴールした方々の声援が聞こえますので、自分の力に出来る物は全て利用して下さい。また近くを一緒に走るランナーとも励まし合えばより力が出せます。何なら大きな声で気合いを入れてみるのも良いでしょう。

「絶対行ける、絶対行ける、」と口に出した方が気持ちがついてきます。

鳥居が見えてきたらゴールは直ぐそこです。最後まで駆け抜ける気持ちでゴールしましょう。

まとめ

富士登山競走は登山客の少ない平日で開催しておりますが、近年登山客も増加しており五合目からは登山客と同じコースを使う事になります。無理な追い越しは滑落や怪我にも繋がりトラブルの原因にもなりますので、くれぐれも注意しながら心の余裕を持つようにして下さい。また抜かす時なども声を掛けるようにすると、快く道を開けてくれます。お礼も忘れずに。

試走に関してはスタート地点から五合目までを1回だけしました。試走で一度登っているとコースも何となく覚えておりますので、頑張り所と抜き所を把握する事が出来るので、最低でも五合目までの試走はやっておいて損はありません。

ダメリーマンは富士山初登頂を富士登山競走で達成したので、徒歩で登った事がありません。なので富士登山の知識はゼロですので、登山グッズはどれが良いですか?的な質問にはお答えする事が出来ませんのでご了承下さい。

一応当時の装備はノースリーブシャツ1枚・ランパン1枚とボトルポーチの三点です。

さぁいよいよ月末は富士登山競走です。参加される方はご健闘をお祈りしますので頑張ってください。そしてダメリーマンは今年も参加しません。←参加しないんかい!
(一度完走して燃え尽きたらしい)

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